学校ニュース

2011年6月21日

全日本鍼灸学会、日本伝統鍼灸学会に参加しました

 6月19日(日)に全日本鍼灸学会、日本伝統鍼灸学会(共催)が開催され、本校教員全員が参加しました。本会は東日本大震災の影響で、予定されていた筑波での開催を、プログラムおよび会場の変更と会期の短縮により、本学園の東京有明医療大学(東京都江東区)にて開催されました。
 本学会は、全日本鍼灸学会と日本伝統鍼灸学会という二つの異なる学会による開催であり、大会テーマは「新たなる医療へ―心と身体をみつめる日本鍼灸の叡智―」です。
これは、中国を発祥とする鍼灸が世界各国で行われるようになってきている状況において、伝来してから独自に発展し日本らしく多様性に富んだ現在の日本の鍼灸とは何かを、2つの異なる立場から構築し、今後、国内外を問わず、日本の鍼灸が医療へ貢献できるようコアとなる指針を定めることを目的としたことによります。
 このことは日本鍼灸に関する東京宣言として、以下の6項目が宣言されました。

(1) 鍼灸に関する最新の知見を医学界及び国民に向けて広く発信し、鍼灸への正しい理解と適
  正な医学的評価を得ることに努める。
(2) 鍼灸の臨床効果を立証するために相応しい研究デザインを確立し、世界の鍼灸臨床の有効
  性と安全性に関する研究の発展のために貢献する。
(3) 日本の伝統医学である鍼灸を医療システムにおいて適切に位置づけることに努める。
(4) 鍼灸は日本の貴重な文化的遺産の一つであることの理解を深め、さらにその普及に努める。
(5) 日本鍼灸と世界各国の鍼灸との交流を推進し、各国鍼灸に対する相互理解を深め、その特
  色を尊重し、世界における鍼灸の多様性の維持・継承と発展に努める。
(6) 心と身体をトータルにみつめる鍼灸医療を通して、これまで以上に人々の健康保持増進、疾
  病予防及び治療に寄与することに努める。

 この宣言により、多くの鍼灸師が、日本の鍼灸は言うまでもなく、自分の鍼灸とは何か、そして何ができるのかということを考えたのではないでしょうか。足元を見つめ直し前に進んでいく、そんな決意を抱かせてくれた、いつもとは違う学会でした。